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インフルエンザの感染を防ぐ

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更新日: 2023.04.12
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この記事を書いた人:ワーカーズドクターズ編集部

産業保健に関する情報を幅広く発信。産業医業界で10年以上、約1,250ヶ所の事業場の産業保健業務サポートをしているワーカーズドクターズだからこその基礎知識や最新の業界動向など、企業様の産業保健活動に役立つ情報をお届けします。

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手のばい菌 虫眼鏡

インフルエンザは、風邪とは違います。風邪薬で治すことはできませんし、感染力が強いので重症化する恐れもあります。流行を防ぐためには、一人一人が「かからない」「うつさない」。感染を防ぐ基本をしっかり頭に入れて、流行シーズンを乗り切りましょう。

【毎年おさらいしておきたい、インフルエンザの基礎知識】

インフルエンザの恐さは?
高齢者や幼児、持病のある人は重症化することもあります。

感染経路は?
ドアノブなどによる接触感染はわずかで、やはり主な経路はくしゃみや咳のしぶきによる飛沫感染です。人にうつさないための“咳エチケット”は徹底しましょう。

インフルエンザ予防法は?
正しい手洗い、普段から健康管理をする、予防接種、が基本です。

型の違いは何?
インフルエンザの9割はA型です。A型はB型より感染力が強く、重症化しやすいとされています。

風邪薬は飲んでもいい?
基本的にはNGです。市販薬(アスピリン、バイアスピリン、バッファリン、ボルタレン)は、子供はもちろん大人でも急性脳症を起こす危険性があるので自己判断で飲まないでください。アセトアミノフェン、イブプロフェン、ロキソニンは飲める場合もありますが、まずは解熱剤ではなく医療機関で抗ウイルス薬を処方してもらうことです。

どんな人が重症化しやすい?
高齢者、乳幼児、妊娠中、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性心疾患、糖尿病がある方は積極的に予防接種を毎年受ける。流行しているときは普段以上に体調管理をし、人ごみを避ける。

インフルエンザと風邪の違いって?

インフルエンザ 風邪
症状の進行 突然38度以上の高熱で発症することが多い
潜伏期間は2日で早い
ゆっくり発症し高熱にはなりにくい
主な症状 全身症状:頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感、食欲不振など 上気道症状:くしゃみ、喉の痛み、鼻水、鼻づまりなど
発症時期 1月?2月がピーク 11月中に予防接種が有効 年間を通じて。特に季節の変わり目
発熱 高熱(38℃以上) 通常は微熱(37?38℃)

【今日からできる、インフルエンザ予防の基本】

手洗い
帰宅後は石けんでしっかり手を洗うこと。調理前や食事前などにはアルコール消毒が有効です。

予防接種
予防接種(ワクチン)をしておくと、たとえインフルエンザに感染しても発症する割合を減らし、発症したとしても重症化を防ぐことができます。ウイルスの型は変わるので毎年接種してください。インフルエンザワクチンはA型2種、B型2種の計4種類あり、そのうち昨年から今年の流行の予測に合わせ2種類が変更されています。昨年は10月から11月にかけて全国的にワクチンが不足しました。今年は昨年度と同等程度の接種者数が確保されていますが、油断せず早めにかかりつけ医療機関に相談するのがよいでしょう。

健康管理
十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力が低下しないようにしましょう。

うがい
うがいはのどの加湿にはなりますが、インフルエンザウイルスはごく即時に体内に侵入すると言われているので、予防としてはあまり期待できないでしょう。

子どもの手洗い

【かかったかも…と思ったら】

早めに医療機関へ
急に38度以上の熱が出て、咳やのどの痛み、全身倦怠感を伴うなどの症状が出た場合には早めに受診を。ただし、発熱直後から半日以内の場合は検査結果が陽性にならないことがあります。2日以内に受診すると薬の効果が出やすいとされています。受診後はとにかく「安静」と「水分補給」をしてください。

薬は医師の指示に従って正しく服用
診断によって、抗インフルエンザウイルス薬イナビルの吸入やタミフルなどが処方されます。発症から48時間以内に開始することで、発熱期間が1?2日間短縮、ウイルス排出量も減らすことができます。症状が出てから48時間以降に服用を開始した場合でも、効果はあります。なお解熱剤のアスピリンは、特に子供の場合にはインフルエンザには使用しないことです。

公開日: 2018.09.17
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