健康経営優良法人2026の発表日はいつ?認定基準と今後の対策
- 産業保健
- この記事のポイント
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- ●健康経営優良法人2026の発表日は、過去の傾向から2026年3月11日(水)前後と予想されます。
- ●認定にかかわる要因は、新基準である「女性の健康課題」と「高齢者対応」への取り組みです。
- ●発表を待つ期間にすべきフィードバック分析と、次年度へ向けた準備について解説します。
経営層から認定取得へのプレッシャーを感じつつ、来年度の計画をどう立てるべきか悩んでいる人事労務担当者の方も多いのではないでしょうか?
健康経営優良法人2026の発表日は、過去の傾向から2026年3月11日(水)前後と予想されます。
本記事では、健康経営優良法人2026の発表日予測と、発表までの期間に取り組むべき内容を解説します。
特に、今年度から重点項目となった女性の健康課題などの新基準への振り返りや2027年度認定を見据えた産業医連携のポイントも紹介します。
この記事を読めば、発表を待つだけでなく、次年度に取り組むべき内容が明確になるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
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健康優良法人2026の発表日はいつ?
健康経営優良法人2026の正式発表および認定証授与式は、例年の傾向から2026年3月11日(水)前後と予想されます。
発表日予測の根拠と発表までの流れについて解説します。
過去の傾向から見る発表日の予測根拠
経済産業省および日本健康会議による過去の発表日程を分析すると、以下のように例年「3月第2週~第3週の初め」に発表が集中していることがわかります。
・2023年認定:3月8日(水)
・2024年認定:3月11日(月)
・2025年認定:3月10日(月)
直近2年は週明けの発表が続いていますが、2023年のように週の半ばに発表されたケースもあります。
そのため、2026年は、3月9日(月)の週に発表される可能性が高いでしょう。
とくに、3月11日(水)は、過去の発表日(8日~11日)の範囲内に収まり、かつ週の半ばであるため、健康経営優良法人2026の発表が行われる日として有力です。
正式な日程は直前まで未定ですが、社内報告や認定ロゴマークを使用したプレスリリースの準備は、3月中旬(3/11頃)を基準に進めておくとスムーズです。
参考:経済産業省「『健康経営優良法人2025』認定法人が決定しました」
発表までの流れと認定証の受領
申請締め切り後から発表までの流れは以下の通りです。
1.内定・フィードバック(12月~2月)
申請企業には、正式発表の前に「内定」の通知や、自社の取組状況を分析したフィードバックシート(速報版)が順次届きます。フィードバックシートが届いた時点で、おおよその合否判断が可能です。
2.正式発表・認定証授与(3月中旬)
日本健康会議より認定法人が公表され、大規模法人部門の上位500法人(ホワイト500)や中小規模法人部門の上位500法人(ブライト500)が確定します。
3.認定証の受領
正式発表後、順次認定証が発送されます。認定証を受け取った時点から、名刺や自社Webサイトなどで認定ロゴマークの使用が可能になります。
合否を分ける?2026年認定基準の最重要変更点【振り返り】
健康経営優良法人2026で重視された点は、人的資本経営の観点から設問への回答が必須となり、評価ウェイトが高まった女性特有の健康課題と高齢従業員の活性化への対応です。
両項目は重点評価項目化され、設問への回答が義務化されました。
しかし、これらの重要度は企業規模によって求められる質が異なります。
| 項目 |
大規模法人部門 (ホワイト500) |
中小規模法人部門 (ブライト500) |
| 女性の健康課題 |
【情報開示が必須級】 管理職比率や具体的な施策効果の開示が求められる。 |
【実施と周知が鍵】 相談窓口の設置や休暇制度の明文化など、実態の整備が重視される。 |
| 人的資本経営 |
【義務】 有価証券報告書等での開示との連動性が強く評価される。 |
【加点要素】 経営課題と健康課題を結びつけたストーリー(健康宣言)の明確化。 |
| 産業医・保健師 |
【専門職の関与】 産業医・保健師による具体的な指導実績や、会議への参加頻度が問われる。 |
【連携の事実】 40歳以上の特定保健指導実施率向上への協力体制など。 |
必須化された「女性特有の健康課題」への対応
健康経営優良法人2026では、女性特有の健康課題への取り組みが重視されました。
経済産業省の試算によると、月経に伴う症状や更年期障害などによる女性の健康課題は、年間約3.4兆円もの経済損失を生んでいるとされています。
今年度から、中小規模法人部門においても「格差・年代に配慮した職場づくり」に関する設問が新設され、以下の項目への具体的な取り組みが問われました。
・生理休暇や不妊治療休暇の取得しやすい環境整備
・女性特有の健康課題に関する相談窓口の設置
・管理職を含む全従業員向けのリテラシー研修の実施
「制度はあるが使われていない」という状態では評価されにくくなっており、実効性が厳しくチェックされています。
参考:経済産業省「健康経営における女性の健康の保持・増進およびキャリア形成の支援に関する施策について」
参考:【パネルディスカッション】女性の健康を支える地域社会の役割~誰一人取り残さない健康づくりの実現に向けて~
高齢従業員の活性化と人的資本情報の開示
労働人口の減少に伴い、定年延長や再雇用が進む中で、高齢従業員が長く健康に働ける環境づくりも重要な評価軸となりました。転倒防止のための職場環境改善や、加齢に伴う心身機能の低下(フレイル)への対策が求められています。
また、上場企業においては人的資本情報の開示が必須となりました。そのため、女性管理職比率や育休取得率など、健康経営優良法人の認定プロセスで収集したデータの公開が推奨されています。
見逃せない「特定保健指導」と「サプライチェーン」
また、高齢者対応と並んで強化されているのが、特定保健指導の実施率(40歳以上)と取引先への健康経営の普及です。
自社だけでなく社会全体で健康になろうとする姿勢や、健診結果に基づいた具体的な改善指導ができているかが、ホワイト500などの上位認定の分かれ目となっています。
【最重要】足元をすくわれないための「基礎要件(Must)」チェック
新基準への対応に注目しがちですが、認定の前提となるのは法的義務の遵守です。どんなに女性の健康対策が進んでいても、以下の必須項目が一つでも欠けていれば認定されません。
・定期検診受診率 実質100%:労働安全衛生法第66条に基づく義務。未受診者が1名でもいる場合、正当な理由がない限り不認定となる。
・ストレスチェックの実施:従業員50名以上の事業場における実施義務。
・受動喫煙対策:健康増進法改正に基づく対策の明文化と実施。
異彩、従業員増加に伴う健診管理の漏れや統合した子会社の健診未実施が原因で認定を逃すケースもあります。新しい取り組みを行う前に、適切に法令対応できているかを、一度確認してみましょう。
健康経営優良法人2026の認定基準の詳細は、関連記事でも解説していますのでぜひご覧ください。
▼関連記事はコチラ
2025年度の健康経営優良法人認定を目指しましょう!申請フロー徹底解説
発表日までにやるべき「空白期間」のToDoリスト
健康経営優良法人2026の発表を待つ1月~3月は、ただ待っているだけの時間ではありません。
すでに届き始めているフィードバックシートを分析し、次年度(2027年認定)に向けた予算と体制を確保するための期間です。
発表日までにやるべき内容は、以下の5つです。
- ●フィードバックシート(速報版)の「偏差値」分析
- ●評価情報の公開に備えた整合性チェック
- ●次年度ルールを公式サイトで確認
- ●認定後の「採用・広報」準備
- ●次年度(2027)に向けた予算確保と体制見直し
フィードバックシート(速報版)の「偏差値」分析
フィードバックシートを確認し、偏差値から自社の立ち位置を把握しましょう。具体的には以下の点をチェックします。
・ホワイト500・ブライト500狙いの場合:上位層との差を確認。「あともう少し」だった場合、それが「アウトカム(結果)評価」不足なのか、「情報開示」不足なのかを特定します。
・標準認定狙いの場合:必須項目の適合状況を再確認。特に法定義務(健診・ストレスチェック)の実施漏れがないか確認します。
フィードバックシートを分析することで、次年度に取り組むべき課題が明確になります。
とくに「施策は実施したが効果検証できていない」というケースが多くみられます。
認定されれば終わりではなく、継続して認定を取得し続けること、さらには上位認定(ブライト500・ホワイト500)を目指すことが重要です。
評価情報の公開に備えた整合性チェック
近年、健康経営優良法人の認定審査に使用されたデータ(回答内容)は、投資家や就活生への透明性確保の観点から、経済産業省のポータルサイトなどで公開される範囲が拡大しています。
発表と同時に自社のデータがオープンになった際、統合報告書や採用サイトに掲載している数値と食い違いがないか、今一度申請データの控えを確認しておきましょう。
「発表後に外部からどう見えるか」を意識したリスク管理が必要です。
次年度ルールを公式サイトで確認
次年度の健康経営優良法人の認定基準に関する情報を確認し、早めの準備を行いましょう。
経済産業省の健康経営推進検討会で議論された内容をチェックしておくことで、次年度に繋がるヒントが得られます。
例えば、チェックすることで、「来年はどの項目が必須化されそうか」「どのテーマのウェイトが上がるか」を、例年夏頃の正式な基準発表より早く予測できます。
認定後の「採用・広報」準備
認定取得のメリットの一つは採用ブランディングです。発表直後から動けるよう、以下の準備を進めましょう。
・プレスリリースの下書き作成:認定された事実だけでなく、「どのような独自の取り組みが評価されたか」を盛り込む。
・採用アピールの更新準備:健康経営優良法人のロゴ掲載位置の確保や、求職者に響く働きやすさをアピールする文章の作成。
次年度(2027)に向けた予算確保と体制見直し
多くの企業が3月の正式発表を受けてから動き出しますが、4月からの新年度予算に間に合わないおそれがあります。
フィードバックシートの結果をもとに、予算確保に向けた社内稟議を進めてみてください。
- 1. 産業医報酬の増額枠:形式的な契約から、実働(面談・研修)可能な契約へ切り替えるための予算。
- 2. システム導入費:PHR(個人の健康記録)管理やストレスチェックの電子化にかかる費用。
- 3. 外部研修費:管理職向けのメンタルヘルス・女性の健康リテラシー研修費。
発表日までの期間に準備を進めることで、次年度の取り組みをスムーズに始められます。
万が一「不認定」だった場合の「原因特定」と対応
予期せぬ不認定となった場合、感情的にならず、フィードバックシートを用いて冷静に原因を特定しましょう。
不認定の理由は、以下の2つに分類されます。
- 1. 必須項目の不備:定期健診やストレスチェック、法令違反がないことなどの必須要件で不適合とされるケース。
- 2. 評価項目の得点不足:必須項目はクリアしているが、総合評価(偏差値)が下位50%に届かなかったケースで、施策のアウトカム(成果)や情報開示の質不足が原因。
どちらのパターンかで、4月以降の方針が異なります。必須項目の不備ならコンプライアンス強化が必要であり、得点不足な、施策のブラッシュアップが求められます。
次回の「健康経営度調査」の配布は例年8月下旬から始まるため、半年ほどの期間で認定取得に向けてスムーズに動けるよう、不認定の原因を特定しましょう。
次年度認定を確実にする「4つの対策の柱」
認定基準は年々変化しており、保健師の活用や社内衛生委員会の活性化はもちろんのこと、形式的な産業医契約だけでは対応が難しくなっています。
認定基準の変化に対応し、2027年の認定を確実にするためには、単一の対策ではなく、「制度・組織・データ・専門家」の4方向からのアプローチが必要です。
【制度・風土】コストをかけない「休みやすさ」の醸成
休暇や健診補助などの制度が整っていても、活用しやすい風土が伴わなければ評価につながりません。
制度の実効性を高めるには、以下のような運用上の工夫が有効です。
・生理休暇の名称を変更し、利用のハードルを下げる(例:「ウェルネス休暇」など)
・管理職による「休みやすい雰囲気づくり」の宣言
従業員が制度の活用を抵抗なく行える環境を整えることも、健康経営推進の取り組みの一つです。
【組織・人】衛生委員会の活性化とヘルスリテラシー
外部の専門家を導入するだけでは、組織は変わりません。専門家の知見やアドバイスを活かせるよう、社内体制を整備しましょう。
例えば、以下のように議論や教育の機会を増やすことが有効です。
・衛生委員会の実質化:毎月の委員会を「法令だからやる」場から「従業員の声を吸い上げる」場へ刷新します。形骸化している場合、テーマを睡眠や食事などの身近な健康課題に変えるだけで参加意欲が変わります。
・ヘルシーリテラシー教育:従業員自身が健康情報を正しく理解し活用する能力(ヘルスリテラシー)を高めるeラーニングや研修を行います。認定項目の「教育機会の設定」における加点要素として取り組みが求められます。
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ヘルスリテラシーとは?企業担当者が知っておきたい健康経営との関係
【DX・データ】PHR対応システムの導入検討
評価において重要視されているPHR(個人の健康記録)活用や、人的資本経営の開示に対応するには、紙やエクセルでの管理は限界があります。
健診結果やストレスチェックを一元管理できる健康管理システムや、従業員が自身のスマホで結果を確認できるアプリなど、DXツールの活用が必要です。
健康経営優良法人の評価項目を満たすだけでなく、事務作業の工数削減にもつながります。
【専門家】産業医の実質的な関与とミスマッチ解消
健康経営推進に不可欠な存在が産業医です。大規模法人部門では「産業医の会議出席・職場巡視」などの活動実績が求められ、中小規模法人部門においても「到底保健指導(40歳以上)」への医師の協力体制がブライト500認定の鍵を握ります。
単なる名義貸しや形式的な契約だけでは、健康経営優良法人認定基準を満たせなくなっています。
課題に合わせた専門医選任なら「ワーカーズドクターズ」
「今の産業医は検診後の判子を押すだけで、相談しにくい……」
「女性従業員が多いので、女性の健康に詳しい医師に相談したい」
このような課題がある企業様には、メディカルリソースが提供する産業医紹介サービス「ワーカーズドクターズ」の活用をおすすめします。
ワーカーズドクターズでは、メンタルヘルス対応、女性の健康支援などの企業が抱える課題に最適な産業医を紹介可能です。
経営視点から助言できる産業医と連携することで、形式的な産業保健活動から脱却し、ブライト500・ホワイト500の取得に近づくことができます。
健康経営優良法人取得を目指したい企業の担当者の方は、お気軽にご相談ください。
また、メディカルリソースではトータル的な産業保健サービスの提供をしていますので、合わせてご相談ください。
まとめ:発表を待ちつつ「攻めの準備」を始めよう
健康経営優良法人2026に向けた動きは、発表を待たずしてすでに次年度へと向かっています。
以下のように、発表までにフィードバックシートから自社の課題を洗い出し、実効性のある産業保健体制を構築しましょう。
専門家(産業医)と連携した強い体制を作ることが、継続的な健康経営優良認定取得と企業の成長につながります。
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