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良い睡眠をとれていますか? 睡眠の重要性とその理由

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更新日: 2023.06.05
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この記事を書いた人:ワーカーズドクターズ編集部

産業保健に関する情報を幅広く発信。産業医業界で10年以上、約1,250ヶ所の事業場の産業保健業務サポートをしているワーカーズドクターズだからこその基礎知識や最新の業界動向など、企業様の産業保健活動に役立つ情報をお届けします。

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突然ですが、毎日良い睡眠をとれていますか?睡眠は、良くも悪くも心と体に影響を与えるものです。改めて睡眠の大切さを見直してみましょう。

質の良い睡眠の3つの特徴

そもそも「質の良い睡眠」とは、どういった状態を指すのでしょうか。睡眠時間は、決して長ければいいというわけではありません。質の良い睡眠の特徴は以下の3つです。


  • ・寝つきがよい
  • ・ぐっすり眠れる
  • ・寝起きがすっきり

全て当てはまれば、睡眠リズムが整った状態といえるでしょう。

世界一短い日本人の平均睡眠時間

2021年に総務省が行った「社会生活基本調査」によると、10歳以上の人の1日の平均睡眠時間は、7時間54分でした。

また、経済協力開発機構(OECD)が2021年に行った調査によると、日本人の平均睡眠時間は加盟国30カ国のうち最下位を記録しています。世界的に見ても、日本人の睡眠時間は短いことが分かります。

▼参考資料はコチラ
総務省「令和3年社会生活基本調査」
経済協力開発機構「Gender Data Portal 2021」

質の良い睡眠は生活習慣病の予防にもなる

良い睡眠は生活習慣病の予防にもつながります。逆に、睡眠不足が続くと生活習慣病の発症リスクは高くなります。

中でも注意したいのが、睡眠時無呼吸症候群です。肥満の人に起きやすく、適切な治療を受けないと高血圧、糖尿病、不整脈、脳卒中、虚血性心疾患、歯周疾患などの生活習慣病の引き金となる恐れもあります。

体と心に、睡眠の重要性と6つの理由

1. 脳を休ませるため

起きている時は、見る・聞く・話す、などさまざまな情報を受け入れ処理している脳。日中に働いた脳は眠ることできちんと休ませ、落ち着かせる必要があります。

2. 記憶を定着させるため

睡眠時、脳は休むだけではなく、_中の雑多な情報を整理して記憶を定着させています。物忘れが多かったり考えがうまくまとまらない_は、睡眠不_が原因の場合もあります。

3. 疲労を回復するため

成長を促し、傷ついた細胞を修復して疲れを回復させる成長ホルモンは、眠っている間に分泌されるものです。成_ホルモンは__にもとても_切で、_性は特に肌の調子など美容にも左右されます。

4. 集中力と作業効率を上げるため

良い睡眠がとれると、翌朝は気分や気力が充実して仕事の作業効率も上がります。それまでの悩みが_したことではないと思えたり、問題の解決法がひらめいたりなど心にも良い影響が期待されます。

5. 病気に対する抵抗力をつけるため

睡眠不_は抵抗_を低下させるので、_邪にかかりやすくなると言われています。睡眠の質が落ちると生活習慣病にも影響することがわかってきました。

6. ストレスをためないため

睡眠不_が続くとストレスをためこみやすくなります。すると、そのストレスが睡眠不足の原因になるという悪循環を起こしてしまうこともあります。

良い睡眠がとれない…。それ、うつ症状かも?

良い睡眠がとれない原因はさまざまですが、特に心の健康とは関わりが深いです。寝つきが悪い、眠れない、熟睡感がない、早朝に目が覚めてしまう、眠っても疲れがとれた感じがしないといった状態が続く場合は、心のSOSサインかもしれません。

さらに日中も気持ちが重い、物事への関心がない、好きだったことが楽しめない、といった状態が続く時はうつ病の可能性があります。うつ病になると9割近くの人が睡眠トラブルを抱え、特に「眠っても休んだ感じがしない」という症状が現れます。また、不眠の症状がある人はうつ病になりやすいともいわれています。

良い睡眠のために知っておきたい3つのこと

●ベッドに入るのは眠くなってから

ちゃんと寝なくてはと、早めにベッドに入るとかえって頭が冴えて寝つけないことがあります。就寝時間にはこだわらず、眠くなってからベッドに入るようにしましょう。 それでも寝つけなければいったんベッドから出て、音楽を聴く、ノンカフェインのお茶を飲むなど、自分がリラックスできることをしてみても良いでしょう。

ただし、起床時間は遅らせないことが大切です。睡眠が浅いなと感じたら、むしろ積極的に遅寝・早起きにすると良いでしょう。朝の決まった時間に太陽の光を浴びることで、寝つく時間も次第に安定していくことが多いのです。

●ちょっとの昼寝で仕事の効率UP!

仕事中など、日中に眠くなることは誰にでもあるものです。強い眠気を感じながらもガマンして仕事を続けることは、結果的に仕事の効率を下げることにつながります。

休憩時間に昼寝をする時間がとれるのであれば、午後の早い時間帯に20分程度の仮眠をすることで作業効率の向上が期待できます。

●休日の朝寝坊はなるべくしないこと

日頃から疲れがたまっている人や睡眠不足の人にとっては、休みの日にぞんぶんに朝寝坊をして寝だめしたいと考えるかもしれません。しかしこれは体内時計を乱してしまうことになるので、かえって休み明けの朝にすっきり起きられなくなる場合があります。

「お休みの日ぐらい自由にたっぷり眠りたい!」と思ったときには、休みの前日に早寝するのがおすすめです。試してみて実際に調子が良ければ、ぜひ習慣化しましょう。

まとめ

今回は、質の良い睡眠の特徴や睡眠の重要性について詳しく解説しました。

睡眠の質が向上すると、生活習慣病の予防や作業効率の向上など、メリットがたくさんあります。自分にとって最適な生活リズムを見つけて、質の良い睡眠を習慣化していきましょう。

公開日: 2019.01.21
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