腰痛に悩まず働く毎日へ

2018年04月17日
湿布を貼った女性の腰

座り仕事でも立ち仕事でも、腰痛で悩まれている方ってかなり多いですよね。実は、職場での腰痛は“休業4日以上の職業性疾病のうち、6割を占めるほどの労働災害”となっており、軽視できない問題なのです。痛みで働くことへの集中力やモチベーションを下げないようにするためにも、腰痛とのつきあい方や防ぎ方を見ていきましょう。

【二本足で歩く「ヒト」人間だからこそ、腰に負担がかかってしまう!】

直立二足走行するヒトの背骨は、縦に配列しているため、垂直方向に力がかかります。そのため、背骨は直線ではなくゆるやかなS字カーブを描くことで、負担が分散されるようになっています。背骨は椎骨という小さな骨が連なって形成されていて、腰部分の腰椎は5個の椎骨により構成されています。椎骨は「椎間板」という軟骨組織でつながっていて、椎間板には重力や衝撃を吸収するクッションの役割があります。腰椎を支えているのは腹圧(腹腔内の圧力)であり、腹圧は、腹筋や横隔膜の収縮・緊張によって上昇します。

胸部と骨盤、下肢を連結している腰は、体の動きには欠かせない存在。体を回す、ねじる、曲げるなど、ほぼあらゆる動作にかかわっているので、常に大きな負担がかかっています。きつい肉体労働や、加齢、肥満、運動不足、疲労、ストレスなどの要素は、腰の負担をより大きくします。痛みの原因は腰から直接きているだけではなく、内臓の病気が原因の場合もあるので、症状によっては整形外科だけでなく内科や婦人科での検査を受けてください。

【予防の基本は、正しい姿勢とストレッチ】

腰痛を予防するには正しい姿勢を心がけることが第一。
デスクワークをされている方は座り方の癖が腰痛の引き金になることもあるので、常日頃から正しい姿勢を保つようにしましょう。
重い荷物などを運ぶ仕事をされている方は、
●床から荷物を持ち上げる時はしゃがんで膝を十分に曲げ、腰ではなく脚、膝の力で持ち上げるようにしてゆっくりと立ち上がる。
●運ぶ時はなるべく身体を荷物に近づける
などに気をつけることが予防につながります。

【ストレッチを日頃の習慣にして、腰痛を自己管理しましょう】

腰痛をやわらげるためにおそらく多くの方が試されたであろうストレッチ。ご存知の通り、腰痛のためのストレッチは実にたくさんの種類がありますが、どのストレッチにも共通していえるのは効果的に行うコツがあること。ご自分にあったストレッチを日頃の習慣にすることができたら、いつしか腰痛の悩みともお別れできているかもしれませんね。

  • ●効果的なストレッチングを行うポイント
  • 1.息を止めずにゆっくりと吐きながら伸ばしていく
  • 2.反動・はずみはつけない
  • 3.伸ばす筋肉を意識する
  • 4.張りを感じるが痛みのない程度まで伸ばす
  • 5.20秒から30秒伸ばし続ける
  • 6.筋肉を戻すときはゆっくりとじわじわ戻っていることを意識する
  • 7.一度のストレッチングで1回から3回ほど伸ばす